甲南起業部から学生起業第一号が誕生 学生起業家を護り育てる「株式会社全日本学生起業連盟」を設立

甲南起業部から、在学中の学生による起業としては第一号となる法人が誕生いたしました。甲南大学マネジメント創造学部4年の北 勇紀さんが代表を務める「株式会社全日本学生起業連盟」は、学生起業家支援およびアントレプレナーシップ教育の推進を目的として、2026年6月22日に設立されました。

甲南起業部は、甲南大学における起業家精神の育成を目的に、2024年4月より活動を開始しました。「正志く 強く 朗らかに」の精神のもと、学生が自ら考え、行動し、社会と向き合いながら挑戦する場をつくっています。

今回の法人設立は、甲南起業部にとって大きな一歩であり、学生の挑戦が実際に社会へ踏み出した象徴的な出来事です。

設立の背景

北 勇紀さんが研究テーマとして掲げているのは、「学生起業格差」です。

学生起業は、本人の意欲や才能だけで決まるものではありません。家庭背景、進学先大学、起業家教育、人的ネットワーク、ロールモデルへのアクセスなど、学生を取り巻く環境の違いによって、起業を「自分にもできる現実的な選択肢」として想像できるかどうかには大きな差が生まれるのではないか。

北さんは、学生起業を単に「やる気のある人が起業する」という個人の問題ではなく、教育格差や機会格差の延長線上にある社会課題として捉えています。

起業家教育に触れられる学生、身近に起業家や投資家、メンターがいる学生、大学内に起業支援制度や実践機会がある学生、失敗しても再挑戦できる余裕がある学生がいる一方で、挑戦したい想いがあっても、情報・資金・人脈・実践機会にアクセスできず、起業を「自分には関係のない世界」だと感じてしまう学生も少なくありません。

株式会社全日本学生起業連盟は、こうした学生起業格差を乗り越え、学生起業家が孤立せず、適切に支えられ、挑戦を続けられる社会をつくることを目的として設立されました。

同社が掲げる言葉は、「学生起業家を護り育てる」です。

事業内容

株式会社全日本学生起業連盟は、学生起業家の挑戦に社会のリソースが適切に届く仕組みづくりを目指しています。

学生起業家と企業・大学・行政・支援機関との接点づくりに加え、知見・機会・人脈・資金・経験といったリソースの循環を促し、挑戦する学生への社会的投資を広げていきます。

主な事業内容は、アントレプレナーシップ教育、学生起業家支援、アントレプレナー支援です。学生起業家が一過性の活動で終わるのではなく、その経験を社会で評価されるキャリア価値へと変換できるよう、実践機会の創出と支援体制の構築に取り組みます。

北 勇紀さんの想いと起業部での歩み

北 勇紀さんは、甲南起業部のマネージャーとして、アントレプレナーシップ教育や学生の挑戦機会づくりに取り組んできました。

2025年度には、甲南大学の「アントレプレナーシップを学ぶ事業創造プロジェクト」成果報告会において最優秀賞を受賞。その後、甲南大学代表として、関西圏の大学生が登壇するピッチコンテスト「KANSAI STUDENTS PITCH Grand Prix 2026」にも出場しました。

北さんが目指しているのは、自身が起業家として挑戦することだけではありません。次に続く学生が、より自然に、より安心して、挑戦に踏み出せる環境をつくることです。

今後の展開

株式会社全日本学生起業連盟は、学生起業家を護り育て、多様なキャリアが尊重されるウェルビーイング社会の実現に貢献していきます。

起業家として挑戦を続ける人、企業の中で価値創造に挑む人、地域や教育の現場で力を発揮する人。それぞれの形で挑戦を続けられる社会の実現に向けて、学生起業家支援の仕組みづくりを進めていきます。

北さんは甲南起業部が7月7日に行った法人設立インタビューに際し、次のように述べています。

「はじめまして。この度、株式会社全日本学生起業連盟を設立した北 勇紀です。今日は七夕ですね。先日、近江神宮で短冊を吊るしてきました。当社の法人番号指定日が七夕なので嬉しいです。実は、当社の設立日も太陽が最も高く昇る時期を意識して登記しました。今、目の前で挑戦しているアントレプレナーを支える一助となれれば幸いです。」

会社概要

会社名:株式会社全日本学生起業連盟
代表取締役:北 勇紀
設立日:2026年6月22日
所在地:兵庫県神戸市
主な事業内容:アントレプレナーシップ教育、学生起業家支援、アントレプレナー支援

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